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養殖ホタテから貝毒
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県は18日、陸奥湾東部海域(平内町東田沢−むつ市脇野沢)で採取した養殖ホタテガイから国の規制値を超える下痢性貝毒を検出したとして、同海域産ホタテの出荷を自主規制するよう漁協などの関係機関に通知した。貝毒による陸奥湾ホタテの出荷規制は2011年6〜8月以来、約2年ぶり。
養殖施設を使わない地まきホタテや、県漁連が指定した処理場(水産加工場)で有毒部分の中腸腺(ウロ)を除去した加工品は、規制の対象外。
県は、安全監視のため定期的に貝毒検査を行っている。今月16日に採取したホタテの毒成分をマウスに投与した結果、18日に国の規制値を上回ったことが分かった。
貝毒による出荷規制は、11年6月9日から8月25日まで78日間、養殖用、地まき用の両方が制限されて以来の措置。
県から通知を受けた平内町漁協の担当者は「当漁協は、東田沢地区から東側半分が規制対象となったが、西側は残っている。全域に規制がかかると大変だが、今のところ大きな影響はないのではないか」と説明。野辺地町漁協の担当者は「11年のときのように長期化しなければいいが」と話した。
制限解除には、同海域内の3カ所で採取したホタテを検査し、3週連続で規制値を下回る必要がある。
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