中国海洋監視船2隻 領海侵入4月20日 15時17分
20日午後、沖縄県の尖閣諸島の沖合で、中国の海洋監視船2隻が日本の領海に侵入したのが確認されました。
中国当局の船は、4日前にも領海に侵入していて、海上保安本部がただちに領海から出るよう警告を続けています。
20日午後0時45分ごろ、尖閣諸島の久場島の西北西で中国の海洋監視船2隻が日本の領海に侵入したのを、第11管区海上保安本部の巡視船が確認しました。
領海に侵入したのは、海監23と海監51の2隻で、20日正午前、領海のすぐ外側にある接続水域に入ったあと、そのまま領海に侵入したということです。
2隻は、午後5時現在、魚釣島沖の領海で航行を続けているということで、海上保安本部が直ちに領海から出るよう警告を続けています。
中国の海洋監視船は、4日前の今月16日にも、一時、日本の領海に侵入していて、中国当局の船による領海侵入は、ことしに入って19日に上っています。
政府が官邸対策室設置
政府は、沖縄県の尖閣諸島の周辺で、中国当局の船や航空機が領海や領空に侵入したり、接近したりする事案が相次いでいることから、総理大臣官邸の危機管理センターに「情報連絡室」を設置して警戒に当たっています。
こうしたなか、20日午後1時前、中国の海洋監視船が、尖閣諸島の沖合で日本の領海に侵入したことが確認されたことから、政府は、「情報連絡室」を「官邸対策室」に切り替え、態勢を強化して情報収集と警戒に当たっています。
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