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【関西の議論】「京都」玄関口で排泄物垂れ流し、すさまじき悪臭…“異常”なのに「人権」で動かぬ京都市当局
改善要請にも市の腰は上がらず
同通路は平成9年に京都市と事業者が締結した協定で、市とJR東海、同西日本、京都駅ビル開発が区間ごとに所有し、維持管理している。同市は問題となっている通路南端の八条口に面した市有地部分について、維持管理をJR東海に委託。同社の子会社が清掃のほかエレベーター、エスカレーターの管理も行っている。
現状を放置できないとみたJR東海は「適切な清掃ができず、衛生・安全面で大きな不安が生じている」「南北自由通路の秩序が保てない」とし、昨年6月、京都市に事態の改善を申し入れた。それ以降も同社は、汚れが目立ったり利用客から苦情が寄せられたりするたび、市に対応策を要望。協議も数回重ねたが、いっこうに改善していない。
駅前整備にも影響
JR東海関係者によると、利用客からは「新幹線は日本の誇り。『人権擁護』を理由に浮浪者に寝床を提供し続ける理由はない」という意見も寄せられたという。同関係者は「問題を人権問題として捉えた京都市の福祉担当者が目を背けている」と憤る。
一方、同市の都市整備担当者は「福祉部局も含め協議はしている。JR東海とも連携して対応策を考えたい」としているが、強制退去などの強攻策は、新たな“収容先”をどうするかを含めた人権問題も絡むため及び腰のようだ。
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