米・ボストン爆弾テロ 捜査当局、容疑者とらえた熱探知写真公開
アメリカ・ボストンの連続爆弾テロ事件で、容疑者の身柄拘束から一夜明け、捜査当局は、逃走する容疑者の隠れ場所を確認するのに撮影された、熱探知写真を公開した。
マサチューセッツ州警察が20日に公開したのは、熱探知写真など5枚。
警察との銃撃戦後、逃走を続けていたジョハル・ツァルナエフ容疑者(19)について、住民から「ボートに潜んでいる」との通報があり、捜査当局が居場所を特定した。
ヘリコプターに搭載した熱探知の映像で、容疑者がボートに隠れ、生きていることを確認していた。
公開された写真には、ボートに横たわる容疑者の姿が写っているほか、ロボットがボートのカバーを外している様子も写し出されていた。
一方、容疑者の身柄拘束を受け、事件現場には多くの人が訪れている。
容疑者拘束から一夜明け、週末のボストンに活気が戻ってきた。
しかし、爆発現場の周辺は、今もバリケードが解除されず、時が止まったままとなっている。
容疑者は、警察との銃撃戦で重傷を負っていて、今も病院で治療を受けているため、聴取はまだ行われていない。