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ネズミの死骸発見 点検で一時冷却停止
4月22日 17時14分

ネズミの死骸発見 点検で一時冷却停止
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東京電力福島第一原子力発電所で22日午前、2号機のプールを冷却する装置につながる屋外の変圧器でネズミが死んでいるのが見つかり、東京電力は設備の点検のため冷却装置を一時的に止めました。
この変圧器は小動物の侵入を防ぐ対策がまだ、実施されていなかったということで、東京電力では必要な箇所を洗い出し対策を急ぐとしています。

22日午前10時すぎ、福島第一原発2号機のプールを冷却する装置につながる屋外の変圧器で、ネズミが2匹死んでいるのをパトロール中の社員が見つけました。
このうちの1匹は変圧器の端子の上で感電した跡があり、東京電力は午前11時半すぎに冷却装置を止めました。
その後、設備に異常がないかを確認し、およそ4時間後の午後4時前に冷却装置を再開させました。
プールの水温は再開のときで14度と、社内の安全規定の65度には十分に余裕があるとしています。
福島第一原発では先月、仮設の配電盤に入り込んだネズミが原因でショートし、使用済み燃料プールの冷却システムなどが最大29時間にわたって停止するトラブルが起きました。
このため、東京電力は重要な電源設備については小動物の侵入防止策を進めていましたが、今回の変圧器はその調査の過程で見つかったため、まだ、対策は実施されていなかったということで、必要な箇所を洗い出し対策を急ぐとしています。

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