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ネズミの死骸発見 点検で一時冷却停止
4月22日 15時37分

東京電力福島第一原子力発電所で22日午前、2号機のプールを冷却する装置につながる野外の変圧器で、ネズミが死んでいるのが見つかり、東京電力は、設備の点検のため冷却装置を一時的に止めました。
この変圧器は、小動物の侵入を防ぐ対策がまだ実施されていなかったということで、東京電力では、必要な箇所を洗い出し、対策を急ぐとしています。

22日午前10時すぎ、福島第一原発2号機のプールを冷却する装置につながる屋外の変圧器で、ネズミが2匹死んでいるのをパトロール中の社員が見つけました。
東京電力によりますと、このうちの1匹は変圧器の端子の上で感電した跡があり、設備に異常がないか点検するため、午前11時半すぎに冷却装置を一時的に止めました。
停止時間は3~4時間の予定で、この間のプールの水温の上昇は0.7度程度で、社内の安全規定の65度には十分に余裕があるとしています。
福島第一原発では先月、仮設の配電盤に入り込んだネズミが原因でショートし、使用済み燃料プールの冷却システムなどが最大29時間にわたって停止するトラブルが起きました。
このため東京電力は、重要な電源設備については、小動物の侵入防止策を進めていましたが、今回の変圧器は、その調査の過程で見つかったため、まだ対策は実施されていなかったということで、必要な箇所を洗い出し、対策を急ぐとしています。

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