【藤本順一、上杉隆の言いたい放談】2013年4月20日掲載紙面から
北朝鮮のミサイル発射予告騒動で国際社会に緊張が走るなか、米ボストン・マラソンで爆破テロ事件が起き、世界がテロの恐怖にさらされた。本紙「永田町ワイドショー」藤本順一氏、元ジャーナリストで公益社団法人自由報道協会理事長の上杉隆氏が、テロの舞台裏で繰り広げられた猪瀬直樹東京都知事(66)のトホホなパフォーマンスをぶった斬った。
藤本:卑劣なテロが起きてしまいました。上杉さんはちょうど米国から帰ってきたところでしたね。
上杉:ゴルフのマスターズ取材で訪米していたので、大変驚きました。9・11以来の悪質テロで、捜査当局もメディアも情報錯綜で混乱しましたね。
藤本:間抜けだったのは、ちょうどニューヨークを訪問していた猪瀬直樹都知事の振る舞いですね。テロが起きた後、哀悼の意こそ示していたが、朝から公園をジョギングしての五輪招致のパフォーマンスや都営バスの24時間化などを表明したのは、政治家としてのセンスを疑います。
上杉:東京五輪や公共インフラ改革でアピールしたい気持ちは分かるが、悲惨な事件が起きた後なのだから五輪招致Tシャツではなく、黒いスーツを着て、きちんとボストンに哀悼の意を表明しないと。
藤本:東京とボストンは世界主要マラソンの開催地ですし、猪瀬知事は自らも市民ランナーを売りにしているのだから、ニューヨーク滞在の予定を変更し、すぐにでもボストンへ飛んでも良かったのでは。
上杉:結局、自分で教科書通りに振り付けられたことや、考えたことしかできない。行政マンならそれでいいですが、都民が猪瀬知事に求めたのは役人仕事ではないハズ。これが石原慎太郎前都知事(80=現衆院議員)だったら臨機応変に動いていたでしょうね。
藤本:その石原氏も登場した党首討論は、高支持率に支えられた安倍首相が余裕の運びでした。それにしても北朝鮮のミサイル発射はどうなったのかな。ケリー米国務長官(69)が中国、韓国、日本の順番で歴訪したが、このスケジュールは安倍首相が求めたことになっているけどホントかね。誰に言われなくたって、中国や韓国を優先するのは当たり前じゃないの。首脳外交をアピールしたかったんだろうけど、過剰演出だね。
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