元横綱曙(43)が21日、全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・諏訪魔(36)への“飛び級挑戦”を訴えた。曙はこの日の新潟・三条大会で行われた「チャンピオン・カーニバル」公式戦で前3冠王者・船木誠勝(44)に圧勝。元王者・秋山準(43)も連破すれば、無条件で次期挑戦権を自分に与えるべきと主張したのだ。
不覚のスタートを切った元横綱が早くも猛逆襲に転じた。
曙は公式戦初戦(20日、群馬・館林)でKAI(29)の丸め込みに屈し、まさかの黒星発進。それだけに、この日の船木戦は目の色が違った。鋭いキックの連打を210キロの巨体で受け止め、掌打も張り手で撃退。最後はランニング肉弾プレスの3連発を浴びせて完璧な3カウントを奪った。
前3冠王者にわずか380秒で完勝。曙は「底力が出た。残りの公式戦を3つ勝って優勝すれば文句なしだけど、中でも秋山選手。ここに勝てば大関に昇進するのと一緒で3冠に挑戦してもいいんじゃない!?」と独自案を提示した。
確かにこの日、曙が沈めた船木は前王者で、25日の名古屋大会で激突する秋山も倒せば、直近の歴代王者を連破したことになる。しかも、船木からベルトを奪った現王者の諏訪魔は秋山に未勝利。その秋山の首を曙が取れば、実績としては諏訪魔を上回ることになる。
祭典制覇、そして悲願の3冠奪取に向けた曙の決意はホンモノだ。実はモチベーションアップのために、1か月前から初めてヒゲを伸ばしている。周囲の勧めで始めたもので、本人は「うっとうしいから剃りたくて仕方ない…」と不満顔ながら「せっかくだから3冠を取るまで伸ばすことにした。3冠取ったら剃る」と決め込む。
裏を返すと、3冠初戴冠が実現できなければ、曙のヒゲは延々と伸び続けることになる。ちなみに頭髪の長さは17ミリが定番で、至宝を奪取できなければ長さが逆転する可能性もある。とにかく、価値ある1勝を挙げた曙の勢いは止められそうもない。
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