2013.4.22 05:05

藤浪援護や!阪神・新井、五回先制1号V弾(2/2ページ)

ベンチ前で(左から)マートン、藤浪らに出迎えられた新井(右)

ベンチ前で(左から)マートン、藤浪らに出迎えられた新井(右)【拡大】

 第3打席の六回二死一、二塁では内角高めのボール球に腕をたたみながら左前へ適時打。八回一死三塁でも三遊間を破るタイムリーを放ち、今季初の猛打賞。通算安打数を1697本とし、並んでいたミスタータイガース・藤村富美男氏を抜いて歴代77位。昨年の8月17日のヤクルト戦(神宮)以来となる1試合3打点に、和田監督も「出遅れた分を取り戻す状態になってきた。新井の状態が上がると打線もすごく厚みがでる」とうなずいた。

 4月上旬。水谷チーフ打撃コーチの助言で、構えたバットを少し投手側へと傾けるフォームに変更した。だが、すぐに結果は出ない。それでも、「やっとることは間違っとらんからな」といわれた言葉を信じ、打席に立ち続けた。そしてこの日、灯った3つのHランプ。水谷コーチが「続けていってくれれば」と言えば、新井も「自分としては上がってきている。結果として出てうれしい」。その背中には、もう悲壮感はない。背番号「25」のバットで、チームをさらなる快進撃に導く。 (西垣戸 理大)

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(紙面から)