【ＢＯＸ】岩渕、終盤猛攻も判定負けで王座奪取ならず

　◆プロボクシング　▽東洋太平洋スーパーライト級タイトルマッチ　○金民旭（判定）岩渕真也●（２１日、後楽園ホール）　東洋太平洋スーパーライト級タイトルマッチが行われ、同級１位で前日本同級王者の岩渕真也（２７）＝草加有沢＝が、同級王者の金民旭（２６）＝韓国＝に０―３の小差判定で敗れた。終盤の猛攻もあと一歩及ばず、２個目のタイトル獲得はならなかった。岩渕の戦績は２１勝（１７ＫＯ）４敗、金は１０勝（７ＫＯ）１敗。

　岩渕は得意の左ストレートで突破口を開こうと中盤以降は手数を増やしたが、タフな金を攻略し切れず、ジャッジ３者が２、２、３ポイント差を付けた判定で敗れ、涙をのんだ。日本王座に続く２冠を果たせず、「金は攻めさせない技術があり、右カウンターがうまかった」。去就に関し、「今までも『負けたら最後』と思いながらやってきた。今は時間を置いて考えたい」と言葉を濁した。