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「年度視聴率二冠王」テレ朝、熟年と若者を魅了

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2013/4/22 6:30
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 ドラマとバラエティも強さが増している。ドラマでは、看板番組の『相棒』が高視聴率を維持するなか、2012年は『ドクターX ~外科医・大門未知子~』が大当たり。十八番のシリーズものも『科捜研の女』『遺留捜査』がトップ20入りした。今ではフジテレビに引けを取らないドラマ局になりつつある。

2012年のバラエティ平均視聴率トップ20。2012年1月1日~12月31日に放送された18時~23時台のバラエティ、音楽番組が対象。小数点2位以下は四捨五入。複数が合体した特番は、それぞれのポイントとした。長時間番組で数字が複数に出ていた場合は高いほうで計算。放送枠拡大による加重平均はしていない
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2012年のバラエティ平均視聴率トップ20。2012年1月1日~12月31日に放送された18時~23時台のバラエティ、音楽番組が対象。小数点2位以下は四捨五入。複数が合体した特番は、それぞれのポイントとした。長時間番組で数字が複数に出ていた場合は高いほうで計算。放送枠拡大による加重平均はしていない

2012年の連続ドラマ平均視聴率トップ20。2012年1月1日~12月31日に放送された15分以上の日本の連続ドラマ(3回以上)を対象。小数点2位以下は四捨五入。対象期間内にシリーズが複数放送されていた場合は、高いほうで計算。放送枠拡大による加重平均はしていない。『相棒』と『科捜研の女』は2011年からの集計
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2012年の連続ドラマ平均視聴率トップ20。2012年1月1日~12月31日に放送された15分以上の日本の連続ドラマ(3回以上)を対象。小数点2位以下は四捨五入。対象期間内にシリーズが複数放送されていた場合は、高いほうで計算。放送枠拡大による加重平均はしていない。『相棒』と『科捜研の女』は2011年からの集計


 バラエティは、2011年に比べ『もしものシミュレーションバラエティー お試しかっ!』『ロンドンハーツ』が大躍進。なかでも『お試しかっ!』は、放送時間が隣同士の『クイズプレゼンバラエティー Qさま!』との連動型特番を多数投下、人気向上につながっている。ちなみに2012年1年間の両番組の特番は6割にも及ぶ[注2]

 トップ20には入らなかったが、23時台も忘れてはならない。同率で3本並んだ20位に続いて平均12.4%だったのは木曜23時15分の『アメトーーク!』だった。『マツコ&有吉の怒り新党』(水曜23時15分)も上昇傾向にあり、2013年は13%台を連発。加えて、平日帯でコンスタントに13~15%を取る『報道ステーション』、夕方帯で他局の倍のスコアを稼ぎ出す『相棒』再放送など、その基盤はかなり堅い。

■ゴールデンに若者はいない

 これらすべてを支える肝は、2層構造に割り切ったタイムテーブルと言われている。とかく“熟年向けの番組の多さ”を指摘されがちだが、実は若者もがっちりつかんでいるのがテレ朝の編成。23時を境に“熟年向け”と“若者向け”をはっきり色分けしたことが、勢いを加速させる結果になった。

[注2]個々の特番、連動した特番の合計。

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(C)2012「悪の教典」製作委員会 (C)2012「SPEC~天~」製作委員会 (C)2011映画「八日目の蝉」製作委員会 (C)2013「探偵はBARにいる2」製作委員会 (C)2011「大鹿村騒動記」製作委員会 写真:アフロ

 

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