NHK千葉県のニュース 千葉放送局
自分の葬儀のあり方考える催し
自分の葬儀のあり方を生きているうちに具体的に考えようという催しが高齢化の進む松戸市の団地で開かれ、訪れた人がひつぎの中に入って見送られる体験などをしました。
催しは65歳以上の人の割合が40%を超える松戸市の常盤平団地を拠点に、孤独死対策に取り組むNPO法人が開きました。
このうち近親者だけの葬儀を紹介するコーナーには、祭壇を自分の好きな花で飾ったり、写真や思い入れのある品々で自分の人生や人柄を伝えたりする例が紹介され、訪れた人が熱心に見入っていました。
またひつぎの中に入ることができるコーナーでは、希望者が白い衣服を着て横たわり、ふたが閉まって参列者から別れを告げられる一連の流れを体験し、自分の葬儀に想像をめぐらせていました。
ひつぎの中に入った73歳の女性は、「いい経験ができました。生きている間に自分の葬儀についていろいろ考え、簡素にできるようにしたいです」と話していました。また69歳の男性は「体験を通して、逆に、これから何十年も生きていくぞという力がわいてきました」と話していました。
主催したNPOの中沢卓実理事長は「葬儀のことをタブー視せずに見たり聞いたり、試したりしてもらい、深く考えるきっかけにして欲しい」と話していました。
04月21日 16時10分
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