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ボストン爆破テロ 連邦法適用し立件か
4月22日 6時15分

ボストン爆破テロ 連邦法適用し立件か
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アメリカのボストンで起きたテロ事件で拘束された19歳の容疑者について、アメリカの複数のメディアは、捜査当局が事件の重大性を考慮し、死刑制度を採用していない地元の州の法律ではなく、最高刑に死刑がある連邦法を適用して立件する見通しだと伝えています。

今月15日、ボストンマラソンの会場で起きた爆破テロ事件では、3人が死亡、170人以上がけがをし、容疑者のチェチェン系の兄弟のうち、兄のタメルラン・ツァルナエフ容疑者(26)が警察との銃撃戦の末、死亡し、弟のジョハール容疑者(19)は大けがをして拘束され、病院で手当を受けています。
捜査当局は弟のジョハール容疑者の回復を待って本格的な取り調べを行うことにしています。
また、アメリカの複数のメディアによりますと、捜査当局は今回の事件について、12年前の同時多発テロ事件以来の重大な事件だとして、ジョハール容疑者を死刑制度を採用していない地元マサチューセッツ州の法律ではなく、最高刑が死刑である、連邦法の大量破壊兵器による殺人の罪で、立件する見通しだと伝えています。
一方、今回の事件で捜査当局は、通常の刑事事件で容疑者に対して告知する必要がある黙秘権について、ジョハール容疑者に対しては告知しない方針だということです。
捜査当局は、ジョハール容疑者が爆発物を隠し持つなど公共の安全を損ないかねない特別な容疑者だからだとしていますが、人権団体などからは批判が出ています。

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