NHK宮城県のニュース 仙台放送局
大島で3年ぶりマラソン大会
気仙沼市の離島の大島で東日本大震災のあと中止されていたマラソン大会が3年ぶりに開催されました。
気仙沼市の離島の大島では島に自生するツバキから名前をとった「気仙沼つばきマラソン」が毎年この時期に開かれていましたが、津波で島が大きな被害を受けたため震災のあと中止されていました。ことしは道路の復旧が進んだことなどから3年ぶりに開催されることになり、ハーフマラソンや10キロなど4つの部門におよそ1700人が参加しました。
開催にあたってコースは津波からの避難などを想定して大幅に変更され、できるだけ島の高台を走るよう見直されました。
また、ボストンマラソンでの爆破テロ事件を受け沿道などでは警備が強化されました。
ランナーたちはみぞれが降る寒さの中、真剣な表情でゴールを目指し、走り終わったあとは、地元産のわかめが入ったみそ汁で冷えた体を温めていました。
東京から参加した大学生は、「震災のボランティアで大島を何度か訪れたことがあり、走りに来ました」と話していました。
また、静岡県からの参加者は「3年ぶりに走りました。自分たちが走ることで復興の手助けになればと思います」と話していました。
04月21日 19時00分
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