函館―大間に新船就航 町がフェリー建造、航路存続北海道函館市と青森県大間町を結ぶフェリー航路に18日、大間町が建造した「大函丸」(1912トン)が就航した。2008年に運営会社が経営悪化を理由に撤退を決めたが、町が新船を造ることを条件に存続した経緯がある。 大函丸は午前7時に大間港を出発。大勢の町民が大漁旗を振りながら見送った。登別温泉に行くという青森県むつ市の村中弘司さんは「一番船を狙っていた。ゆっくりと船旅を楽しみたい」と笑顔で話した。 大函丸は津軽海峡フェリー(函館市)が運航し、建造費の約26億円は町が16億円を負担し、残りを県の補助金などで賄った。1日2往復で、函館―大間を約1時間半で結ぶ。 【共同通信】
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