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機内食に不満で乗務員に暴行した大手企業役員=韓国

中央日報日本語版 4月21日(日)13時25分配信

韓国屈指の大手企業役員が、出張のために搭乗した飛行機の中で、「ラーメンを作り直さない」として乗務員を暴行した事件が明らかになった。

事件は今月15日、米国ロサンゼルスに向かった韓国系航空会社の機内で発生した。ビジネスクラスに乗っていた大企業役員A氏は、「食事が生煮えだ」として機内食を交換するよう要求した。2回にわたり機内食に対する不満を提起したA氏は、ラーメンを持ってくるよう乗務員に要求した。現在大韓航空とアシアナ航空は一部区間で機内食にラーメンをサービスしている。

乗務員がラーメンを持ってくると、A氏は「ラーメンが生煮えだ」「とても塩辛い」などの理由で数回にわたり「もう一度作ってこい」と要求した。さらにA氏は乗務員を直接訪ねて行き、「ラーメンを注文したがなぜ持ってこないのか」として雑誌で乗務員の顔を殴ったという。

報告を受けた機長はロサンゼルス空港到着前に着陸許可を受けながら米国当局にこの事実を通報し、飛行機着陸直後に米連邦捜査局(FBI)要員が出動した。FBIはA氏に「入国後の拘束捜査」と「米国入国放棄後帰国」の2つを提示し、A氏は米国入国を断念し韓国に戻ってきたという。

機内で乗務員を暴行したり暴れる行動は他の乗客の安全まで脅かすことになるため国内外を問わず重大な犯罪行為とみなされる。現行の「航空安全および保安に関する法律」によると、機内での騒乱行為に対しては500万ウォン以下の罰金を科すようにしている。2008年からビザ免除プログラムが適用された米国の場合、「機内騒乱」などで調査を受けた前歴があれば今後入国承認が拒否されることもある。

2001年にも飛行中に飛行機の非常ドアを蹴るなどして乗務員と口論となった60代の韓国人がロサンゼルス空港到着直後にFBIに逮捕されている。2007年には酒に酔って機内で無法な振る舞いをした容疑(航空安全および保安に関する法律違反)で正式裁判にかけられた泰光(テグァン)実業の朴淵次(パク・ヨンチャ)会長は2審で罰金1000万ウォンを言い渡されている。

最終更新:4月21日(日)13時25分

中央日報日本語版

 

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