川崎、“黒田撃ち”もチームは惜敗

　川崎宗則内野手（３１）はヤンキース戦に９番遊撃で先発出場し、２打数１安打。黒田とはソフトバンク（ＳＢ）在籍時の２００７年以来の対戦で存在感を示した。

　「黒田さんはいいピッチャーって最初からわかってたことなんで、必死で何とかして塁に出たかった」と川崎。６回先頭で巡ってきた第２打席では三遊間に見事におっつけ、チーム２本目の安打を記録した。

　試合には競り負けたが、トロントには日本人も多く在住していることもあり、地元ファンの注目度も急上昇。右翼２階席には早くも“カワサキズコーナー”なるボードが掲げられた。川崎自身も「本当にありがたい。うれしいですね。明日からまた一戦一戦楽しく、全力で頑張りたい。チェスト！！」。最後はＳＢ時代にお立ち台で“お約束”となっていた自らに気合を入れる言葉で締めくくった。　（賢）