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【地方政治】

河村たかし氏が大差で3選 名古屋市長選

2013年4月22日 00時00分

名古屋市長選の当選を決め、祝い水をかけられる河村たかし氏=21日午後、名古屋市東区の事務所で(畦地巧輝撮影)

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 名古屋市長選は21日投開票され、無所属で現職の河村たかし氏(64)=減税日本推薦=が、新人2人を大差で破り、3回目の当選を決めた。自民県連推薦、民主県連支持を受けた元名古屋市議藤沢忠将氏(43)、共産推薦の元愛知教育大非常勤講師柴田民雄氏(48)は及ばなかった。

 選挙戦は、市民税減税の継続か廃止かが最大の争点となり、「5%減税の継続」を訴えた河村氏に軍配が上がった。知名度の高さとともに、既得権と対峙(たいじ)して改革を進める姿勢が評価され、得票率は6割を超える圧勝だった。

 河村氏は記者会見で「選挙は世論調査ではなく、市民の政策の選択。ここからどうやって、実現できるかが重要になる」と勝利宣言した。自民、民主など河村氏に批判的な勢力が過半数を占める市議会に対して、「減税も市長、市議報酬の年800万円への恒久化も私の『一丁目一番地』の政策。市民の明確な選択を否決することはできない」と求めた。

 藤沢氏は、市民税減税の廃止を軸に市政の刷新を訴え、自民党幹部らが相次ぎ名古屋入りしててこ入れしたが、浸透しなかった。

 柴田氏も、減税をやめて福祉施策を充実するよう訴えたが、伸び悩んだ。

 投票率は39・35%だった。河村氏が市長を辞職して再出馬した出直し市長選と愛知県知事選、市議会解散の是非を問う住民投票の「トリプル投票」だった2年前の前回(54・14%)に比べ、14・79ポイント減。4年前の前々回(50・54%)からも11・19ポイント減った。

◇名古屋市長選確定得票

 当 427,542 河村たかし 無現<3> =減

   192,472 藤沢忠将  無新 

    67,353 柴田民雄  無新 =共

(中日新聞)

 

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