三重県鳥羽市の鳥羽水族館で3月31日、水中入社式があった。アオウミガメやルリスズメダイなど約100種、5千匹が泳ぐ大水槽で、飼育研究部に配属された田中侑弥さん(20)=熊本市出身=と遠藤志穂さん(22)=愛知県岡崎市出身=が社会人としての一歩を踏み出した。
大水槽は横16メートル、奥行き15メートル、水深5・5メートルで水量800トン。2人はスーツ姿で酸素ボンベを背負い中に入った。入館者らが見守るなか、遠藤さんが辞令を受け取り、田中さんが水中マイクを通して、「入社式での新鮮な感動を忘れず、一日も早く一人前の飼育係として戦力となるよう努力します」とあいさつした。
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朝日新聞社会部