ソフトバンクは20日、オリックス戦(京セラ)に投打で完敗し、再び借金2となってしまった。先発の山田は3回途中4失点と炎上し、序盤で試合をぶちこわし、打線も相手先発の西に6回1失点に抑えられるなどピリッとしなかった。エース・摂津は好調だが、それに続く先発がいない状況で、救援陣にかかる負担は増大する一方。このままでは“投壊”に陥る危険性もある。
先発・山田が背信投球で試合を早々とぶちこわしてしまった。初回に迎えた一死三塁のピンチは何とか無失点で切り抜けたものの、2回に後藤の一発で先制を許すと、なおも一死一、三塁から川端の犠飛で2点目を失った。
3回は糸井、李大浩に連打を浴びて無死一、二塁。ベンチはもはや立ち直れないと判断し、左腕に降板を命じた。この日は2回3分の0を投げ6安打4失点というさんざんな結果に終わり、「すみませんが、ノーコメントでお願いします」と肩を落とした。
山田はここまで摂津に次ぐ2勝を挙げているが、内容はけして良くない。前回のロッテ戦も勝つには勝ったが、走者を背負う苦しい投球が続き、5回3分の0で降板している。その試合後には秋山監督から「ローテーション投手としての責任感を持たないと」と厳しく指摘された。今回こそは意地を見せたいところだったが、最悪の結果となってしまった。
投手陣の層の厚さが自慢だったソフトバンクだが、ここにきて“投壊現象”の予兆が見え隠れしている。大隣、武田が20日時点で未勝利。山田も安定感を欠いている。期待のルーキー・東浜も2試合連続の炎上で二軍落ち。メジャー108勝の助っ人・パディーヤは1試合の先発で前腕の張りを訴えて戦線離脱中だ。
リリーフ陣では勝利の方程式の一角として補強した五十嵐が二軍落ちした。高山投手コーチは「再調整です」と説明。代わって新人の山中が一軍に登録された。
いまのところ岩崎、千賀ら若手救援陣が奮投してチームを救っているが、ここまで先発の完投はゼロで明らかに登板過多状態だ。しかも1年間を通してリリーフでフル回転した経験がなく「バテがきたときに、そこをどう乗り切れるか」(チーム関係者)という不安は大きい。 オリックスに投打で完敗し、借金は再び2に逆戻りしたソフトバンク。いまのままでは“借金完済”は難しい。
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