広島が今季最大のピンチだ。エースの前田健が「右腕上腕三頭筋筋膜炎」のため20日の巨人戦先発を緊急回避し、試合後、登録抹消が決まった。さらにこの試合では主砲・エルドレッドが右手に死球を受け骨折し、これで長期離脱が確実となった。試合にも0―2で完敗。こいのぼりの季節を前に、赤ヘルは早くも正念場に追い込まれた――。
赤ヘルに激震が走った。この日の先発予定だった前田健が「右腕上腕三頭筋筋膜炎」ために急きょ、登板を回避。試合後、一軍選手登録の抹消が決まった。
野村監督は「投げられるかもしれないが、見切り発車をして長引くのはよくない。張りが取れないということなので無理はさせられない。10日間でどうなるか」と説明。エース不在は大きな痛手だが、まだシーズンは始まったばかり。ここで無理をさせるのは禁物だ。コイの指揮官は長い戦いを見据え、きちんと治療に努めさせることを選んだ。
前田健によると、右腕の張りは2、3日前から感じていたという。それでもギリギリまでG倒に向けて準備を進めていたが、この日のキャッチボールで投球に問題ありと自ら判断。エースは「そんなに大事ではない。無理して長引くよりは早めに戻ってくるための措置。できるだけ早く治して戻ってきたい」と話した。
今回異常が生じた三頭筋は「今まで経験がないところ」。7日の阪神戦では今回とは違う右前腕に張りを感じたために7回無失点、91球で降板している。本人は「WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)は関係ないと思う。いろいろ理由はあるのではないか」というものの、WBCに合わせた急ピッチ調整のため、予想以上の疲労が蓄積している可能性は否定できない。
エースに続いて、主砲エルドレッドも大アクシデントに見舞われた。この日の第2打席で、巨人・菅野が投じた145キロのシュートが右手首を直撃。いったんは一塁に立ったものの、あまりの痛さに耐えきれなかった。その後、広島市内の病院で診察を受け「右第五中手骨骨折」と診断され、長期離脱が決まった。開幕から4番を務めて9打点と打線をけん引する主砲が抜けるのは、あまりにも大きな痛手だ。
試合はマエケンの登板回避で緊急先発となった中崎が5回2失点と健闘したものの、打線は援護できず、0―2の零封負けで2連敗。野村監督は「非常に厳しい状況になってきている。この試練を若い選手とベテランで乗り切っていくしかない」と厳しい表情で話した。
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