政治【参院山口補選】「安倍旋風」長州を横断! 歓喜にわく支持者ら+(2/2ページ)(2013.4.22 00:36

  • [PR]

政治

  • メッセ
  • 印刷

【参院山口補選】
「安倍旋風」長州を横断! 歓喜にわく支持者ら

2013.4.22 00:36 (2/2ページ)安倍首相
参院山口選挙区補欠選挙の応援に訪れた山口市内で、有権者と握手を交わす安倍首相=21日午後

参院山口選挙区補欠選挙の応援に訪れた山口市内で、有権者と握手を交わす安倍首相=21日午後

 実は半時間前、菅氏が脱原発のデモ隊約300人を率いて、遊説会場前を通過する珍事があったが、「あれが元首相か…」「政権が変わってよかった」と眉をひそめるばかりで、だれも動じることはなかった。

 首相は宇部、周南、徳山の3市でも遊説したが、どこも黒山の人だかり。首相はかねがね「長州に帰るといつもパワーをもらえる」と漏らしてきたが、改めて実感したに違いない。

 一方、海江田氏も21日、元民主党衆院議員で元法相の平岡秀夫氏(59)=民主、みどりの風推薦=とともに萩や下関など4市を回った。

 「今の円安株高は短期的にすぎません。若い人が就職、結婚し、人並みの生活ができるようになることが永続的なデフレ脱却につながる。みなさん、そうじゃありませんか!」

 海江田氏はこう語りかけたが、場所は首相の本拠地・下関。集まった約200人は遠巻きに眺めるばかりで拍手もまばらだった。

 平岡氏に至っては「安倍首相の言う『日本を取り戻す』は戦前の日本だ。国防軍にして軍事大国の道を歩もうとしている」と70年安保にタイムスリップしたかのようなアナクロ演説。これには街宣車近くに陣取った民主党支持者さえ首をかしげていた。

 さすがの海江田氏もあきれたのか、報道陣の取材に手応えを聞かれると「まだまだ平岡氏の知名度は浸透していないと感じました」と言葉少な。選挙戦の行方が国政にどう影響するかを問われると「それは終わってから話します!」と言って取材を打ち切った。(大森貴弘、新川俊則)

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2013 The Sankei Shimbun & Sankei Digital