NHK宮城県のニュース 仙台放送局
うその証明書で給付金不正受給
仙台市にある障害者が働く施設の運営会社がウソの実務経験の証明書を作って事業所の指定を受けおよそ２億５０００万円の給付金を不正に受け取っていたことがわかり仙台市は事業所の指定を取り消す手続きを進めています。
給付金を不正に受け取っていたのは仙台市にある「Ｅｃｏｌｉｆｅ」が運営する宮城野区の２つの事業所です。
仙台市によりますと、「Ｅｃｏｌｉｆｅ」は県内外あわせて７か所で障害者などが働く施設を運営しています。
本来、給付金の対象となる障害福祉サービス事業所の指定を受けるには、福祉施設で２年以上の実務経験がある管理者などをおかなければなりませんが「Ｅｃｏｌｉｆｅ」は、経験のない３人の経歴を偽ってウソの実務経験の証明書をつくり指定の申請をしていました。そしてこのウソの申請をもとに平成２２年に２つの事業所の指定を受けこれまでおよそ２億５０００万円の給付金を不正に受け取っていたということで仙台市は事業所の指定を取り消す手続きを進めるとともに給付金の返還を求めることにしています。
仙台市によりますと２つの事業所は給付金を不正に受け取っていたことを認めているということです。
04月20日 19時02分
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