北見市留辺蘂の温根湯温泉に、昨年の夏からブームになっている小さな水族館があります。
オープンしたのは昭和53年。毎年2万人程度の入場者が訪れていました。
そんな小さな山の水族館が去年の夏に大きな転機をむかえます。
昨年7月のリニューアルオープン以来人気沸騰。
11月末までの4カ月程で入場者は16万人に達しました。
リニューアル後の“年間目標”が5万人でしたから…関係者もびっくりでしょうね。
確かに、我々がおじゃました6日間は、平日でも来館者が絶えない人気ぶり。
館内のあちこちから歓声が上がっていました。
さぁ、小さな水族館がなぜ人気なのか…気になりますよね。
池袋のサンシャインシティ水族館も手がけた、著名な水族館プロデューサー、
中村元(なかむら・はじめ)氏が基礎をつくり、若い職員の斬新なアイデアが融合して
小さいながらも実にユニークな水族館になった、というのがその答えでしょうか。
番組では連日奮闘する若い二人の飼育員を追いました。
山内創さん(25)です。
(32)と佐藤さんは、地元・留辺蘂町出身です。
13年間水族館につとめて今、主任をつとめています。
地元の工業高校で学んだ知識を生かし、実にユニークな水槽をつくりました。
たとえば、「万華鏡水槽」。まさに魔法の水槽。
限られたスペースを広く見せる素晴らしい工夫です。その製作過程を再現してもらいました。
水族館が所有する飼育場のひとつの水槽を使っての実験です。
このように三枚の鏡を合わせて、中に金魚を入れれば完成。
実に簡単に見えますが、 中に入れる水の量など様々な試行錯誤があったそうです。
「金魚は本来、真上からみるもの」と話す佐藤さん。
なるほど金魚がますます優雅に見えますねぇ。
山内さんは、大学や専門学校で魚の勉強をしてきた若者。
これからが楽しみな存在ですが いまは、先輩の佐藤さんについて修行中。
それでも、 や魚クイズで来館者を楽しませるなど、様々な工夫で存在感を示しています。
二人のアイデアで、ますます進化する水族館。これからも楽しみですね。
そしてもう一つ、人気の秘密があります。
魚をよーく見て下さい。
ツヤがあって…、こんなきれいな魚がそろっているとは!
そして、なんと…短期間に大きく育つのです。
なぜでしょうか。ヒントは開湯100年を超える名湯“温根湯温泉”です。
番組をぜひご覧ください。
長年、みなさんに支持されている番組を担当することになり光栄に思っています…<続きはこちら>
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