ＤｅＮＡの主砲ブランコの勢いが止まらない。２０日の中日戦（横浜）では４回に、タイトル争い独走の９号ソロを左翼席に叩き込んだ。１９日のサヨナラ３ランに続く２試合連続弾。今月だけで今月だけで８本と驚くべきペースでホームランを量産している。

　ブランコの好調を支えているのが、同じ中日から移籍したソト、ソーサの存在だ。３人は遠征先での食事、球場からの帰りも同じタクシーと常に一緒に行動しており、ホームゲームの時はソーサの部屋で夕食を共にしている。「ソーサはドミニカ料理の名コック。ブランコのケニア夫人は子供たちの学校の関係で現在、ドミニカにおり、ブランコは手料理に飢えているので助かっている」とチーム関係者は証言する。

　郷土料理に舌鼓を打ちながら、３人で新天地での活躍を誓い合っているというわけ。大先輩のラミレスから日本の配球、調整法を聞くなど、日々、努力を怠らない。これも好成績の原動力になっている。

　この日は６回にも中前打。８回には四球を選んでチャンスを広げ、終盤の逆転劇につなげた。「中畑監督が明るいから、雰囲気がいい」と気に入っているチームのために、ブランコはこれからも全力でプレーする。