日本代表のエースに明るい兆しが見えてきた。日本で左足首の治療とリハビリを行ったCSKAモスクワMF本田圭佑(26)が17日、ロシアへ出発した。今後はロシア・プレミアリーグでの実戦復帰に向け練習を再開させるが、さらなる進化を目指し自慢のFK改良に着手することになった。
エースは約3週間の日本滞在を経て、ロシアへ戻った。黒のスーツに黒のシャツ、黒のサングラスと全身黒ずくめで成田空港に現れた本田(=写真)は、一言も発しなかった。それでも、日本サッカー協会関係者に「お世話になりました。だいぶ良くなりました」とメールで感謝の意を伝えたという。
今後は所属するCSKAモスクワで練習を再開。2月のキリンチャレンジカップ日本―ラトビア戦(神戸)以来となる実戦復帰を目指す。本田も早期復帰に照準を合わせ、リハビリ中にFKの改良に取り組んでいた。
本田がシューズ契約を結ぶ「ミズノ」は特別仕様の新スパイクを5月に発表する予定。その新スパイクには改良が施されている。本田の関係者は「今までのスパイクよりも軽くすることと、無回転ではなくボールに回転をつけ、より大きく曲がるように(改良することを)圭佑は要望してました」と明かした。
これまでも本田はスパイクにこだわりをもってきた。左右のサイズが違うなど自らの足にフィットする形を追求。なかでも“魔球”無回転FKを引き出すため、ボールに回転がかからない仕様にこだわってきた。それが、今回の要望はまるで逆。ボールに回転をつけ、より曲がるようなスパイクを求めたという。
本田はなぜ代名詞の無回転FKを“封印”するのか。1つ目の理由としては2010年南アフリカW杯で決めて以降、日本代表ではFKゴールがない。そこで新キックの開発が急務になった。2つ目は自慢の無回転FKを蹴るには、踏み込みとインパクトの際にかなりの力を必要とする。これでは、痛めている右ヒザと左足首に大きな負担がかかり、再発の恐れが出てくるからだ。
新たなFK習得へ向けた新仕様スパイクのオーダー。前出の関係者は「すべては彼の要望ですね。まだ正式に発表されていないものだけど、その通りのものができたのではないか」。
実戦復帰にはもう少し時間が必要と見られるが、本田は治療とリハビリだけに時を費やしてきたわけではない。日本代表として臨む6月シリーズではさらに進化した姿を見せてくれるはずだ。
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