堀潤さんインタビュー:NHK辞めた理由、ネットメディアへの思い、政界進出 すべてを語った
2013年04月21日
あれから30年たって、今インターネット上にすごく小さなコミュニティーの集合がはじまっている。オンライン上でいろんなところでつながりあう。再び集合を求める欲求が高まっている。発信者を育てるというのも個人の力で何かを完成させるのでなく、皆で発信を作っていこうという願いをこめて8bitnewsにした。情報の断片がbitだけど一人一人のかけらみたいなものが、これからまたどんどん集合していけばいいよねと。そして、8bitから16bit、32bit、どんどん増えていくような発信になればいい。
今フェイスブックでフォローしていいねを押している人は3500人ぐらいいて、実際に投稿している人が70人ぐらいなので、まだまだこれからだけど、9カ月でアップロードされた動画の数は1100本あるので、それを本格的に広げていきたい。
−−参院選出馬の報道もあったが、議員になると8bitの理念は達成しづらいのでは。
堀さん ジャーナリストとしての活動が制限されることは論外。ただ、メディアを変えるには放送法なり電波法なりどこかで法律、日本の仕組みにコミットしなければならない。そのときにはきちっと政治に参画していく必要があるというスタンス。今はどんどんアライアンスを広げて、草の根的な運動を育てていくのが優先課題。ただ、将来的にはそういうこともありうるでしょう。新しいリベラル勢力が生まれることが大事で、民主党はそれを目指したがうまくいかなかった。もっと生活実感のある実行力のある政治家を求めている。それが必要になったときは、僕とか僕たちの仲間がそういう形で政治に参加していけばいい。選挙をどう勝つかに明け暮れるのでない姿をみせてあげたい。それを徹底するには情報公開につきる。永田町をダダ漏れにしたいとつぶやいたが、そうすることで、みんなに社会を信じる心みたいなものを取り戻せたらいいと思う。