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【大リーグ】ダルビッシュ、日米通算1500K 7イニング無失点で3勝目2013年4月21日 紙面から ◇レンジャーズ7−0マリナーズ【アーリントン(米テキサス州)大城和美】日米通算1500奪三振に自ら花を添えた。レンジャーズのダルビッシュ有投手(26)は19日(日本時間20日)、地元でのマリナーズ戦に先発。10奪三振など7イニングを3安打無失点に抑え、今季3勝目(1敗)を挙げた。1回に先頭チャベスから奪った三振が日米通算1500個目の奪三振(日本で1250個)で、今季38奪三振は両リーグ最多。7−0で完勝したレンジャーズは、貯金を今季最多タイの「4」(10勝6敗)とした。 力でねじ伏せた。1回先頭のチャベスから記念すべき日米通算1500奪三振(K)をマークすると、2回までのアウト6つは全て三振。7回にはこの日の101球目で98マイル(約158キロ)もマーク。メジャー自己最速タイの速球で、イバネスを空振り三振に仕留めた。 「変化球もスプリット以外は全部良かった」。普段は辛口な右腕が、珍しく自画自賛した奪三振ショー。ショパックから10個目の三振を奪って2死となった際に、アウトカウントを間違えてベンチに帰りかけたのは“ご愛嬌(あいきょう)”。それだけ試合に入り込み、完全にグラウンドを支配した。 自身にとってのリベンジでもあった。マリナーズはメジャーで唯一3敗を喫している相手で、前回登板の12日も岩隈との投げ合いに敗れて今季唯一の黒星をつけられた。だが、この日は序盤から明らかにペース配分を考えて力を抜き、普段は中盤から使うことが多いカーブを多投。会見では開口一番、「良かった点は、2回以降は真っすぐでストライクがどんどん取れたこと。前回はそうじゃなかったので、違う配球で向こうの打線も難しかったのかな」とふてぶてしく言い放った。 奪三振はこれで両リーグ最多の「38」。さらに、メジャー通算10度目の2桁Kはレ軍史上6人目で、33試合での達成はメジャー歴代4番目の早さだ。「ユウは球種がすごく多くて、しかもその全てがいいから、どれかひとつ良かったのを挙げろと言われても無理だよ」と“女房役”のピアジンスキー捕手。現在、昨季の221Kを大幅に上回る272Kのハイペース。直球の力と精度が上がり、そこに10種類以上とされる球種を投げ分けられれば、目指せる高みは青天井だ。 PR情報
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