NHK神奈川県のニュース　横浜放送局

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箱根町漁網受け入れに懸念の声

東日本大震災の被災地に残るがれきのうち岩手県の漁網を受け入れる方針を示した神奈川県箱根町が２０日夜開いた住民への説明会で、住民からは「観光業に風評被害は及ばないか」といった懸念の声が相次ぎました。
岩手県からの漁網の受け入れをめぐる説明会は、箱根町が埋め立て処理を計画している最終処分場のある地域の住民のために開き、自治会の代表およそ３０人が集まりました。
この中で町側は、受け入れるのは岩手県洋野町の漁網、およそ１００トンで、放射性物質が１キログラムあたり１００ベクレク以下のものだけを焼却せずに埋め立てると説明しました。
これに対し住民からは「観光業に風評被害は及ばないか」とか、「地下水や土などに影響はないか」といった声が相次ぎ、町は、職員を現地に派遣したり、漁網のサンプルを取り寄せたりして、理解を求めていく考えを伝えました。
説明会のあと自治会の平塚宏会長は、「心配の声は出ていたが、自治会のみなさんと相談し方針を決めたい」と話していました。

また、箱根町の数馬勝副町長は、「一定の理解は得られたのでできるだけ早く受け入れられるよう努力していきたい」と話していました。

04月20日　22時17分

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