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【プロ野球】小嶋555日ぶり白星 虎3連勝で貯金22013年4月21日 紙面から
◇阪神1−0ヤクルト阪神は小嶋が6回まで無安打、7イニング1安打無失点で2年ぶりに白星を挙げた。福原、久保と無失点でリレーし、1回に鳥谷の適時二塁打で奪った1点を守った。チームは3連勝。ヤクルトは2安打で今季4度目の零敗。4連敗は2度目。 ◇ 少々ぎこちない勝利のハイタッチが、遠ざかっていた白星を物語っていた。今季初登板の阪神・小嶋は、不調で2軍落ちした岩田に代わって2年ぶりの先発。そんなチャンスに自分を出し切った。 精彩を欠くヤクルト打線に6回まで無安打の快投。7回、先頭のバレンティンに左前打され、ノーヒットノーランの快挙はならなかったが、7イニング1安打無失点。2011年10月13日の横浜戦以来、555日ぶりの勝利をつかんだ。 「ノーヒットノーラン? 頭によぎったというか、スコアボードがあるのでゼロというのは分かっていた。ヒット1本打たれても気持ちが変わらず投げることができた」 石川・遊学館高から大阪ガスを経て、06年ドラフトの希望枠で入団。しかし故障などに泣かされ、昨季まで通算3勝と伸び悩んだ。四球から自滅するのが悪い時のパターンだが、この日は1イニング中に2つ与えることはなかった。 2軍戦でここ2、3試合、踏み出す右足のインステップをやめ、打者に対して真っすぐ出すように変えたところ安定感が増した。自宅では1軍の試合、特に能見の投球を録画して繰り返し見た。「同じ左投手。良い参考材料がすぐ近くにある」。意欲的な取り組みを115球に表現した。 和田監督は「ここまでいい投球をするとは思っていなかった。やっと流れが来た」と小嶋の快投に目を細めた。福留の満塁サヨナラ弾の翌日は、苦労人左腕がローテの穴を埋めて3連勝。チームは今季初の貯金2。虎が一段と活気づいた。 (中谷秀樹) PR情報
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