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幼稚園 多くで定員割れ
4月21日 11時2分

幼稚園 多くで定員割れ
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待機児童が問題となるなか、保育園で定員を超えた子どもの受け入れが目立つ一方、多くの幼稚園では定員割れが起きていることが、民間の研究所の調査で分かりました。

この調査は去年10月から12月にかけてベネッセ次世代育成研究所が行い、全国の保育園や幼稚園などおよそ5200の施設が回答しました。
それによりますと、定員を超えた子どもの受け入れが目立つのは私立の保育園で、ゼロ歳児から2歳児では6割の保育園が定員を超えて受け入れていて、“定員の150%を超えている”というケースも7.5%に上りました。
一方、幼稚園では定員割れが目立ち、3歳児から5歳児を預かる公立の幼稚園の9割以上、私立の8割が定員割れでした。
幼稚園の定員割れは深刻で、首都圏と近畿圏を除いた私立幼稚園の半数近くは定員の75%を下回っていたということです。
しかし、私立の幼稚園に、保育園と幼稚園の機能を合わせて持つ「認定こども園」に移行するかどうか尋ねたところ、「条件によっては移行してもよい」と答えたのは36%にとどまりました。
調査した白梅学園大学の無藤隆教授は、「地方では少子化もあり幼稚園単独での経営は厳しい状況だ。認定こども園への移行には費用がかかるため、補助金がどうなるのか様子を見ているところが多い」と分析しています。

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