2013.4.21 05:03

虎・鳥谷、先制二塁打「主導権握りたいと」(2/2ページ)

お立ち台でポーズをとる小嶋(右)と鳥谷。投打のヒーローだ

お立ち台でポーズをとる小嶋(右)と鳥谷。投打のヒーローだ【拡大】

 この日の試合前練習は前夜の4時間38分の激闘による疲れを配慮して30分短縮されたが、ティー打撃の時には、体のバランスを整えるために右打席に立った。実は、その右打者・鳥谷が、周囲を驚かせたことがある。

 例年1月に自主トレをともにする井口(ロッテ)は「トリの右はすごい。あの力感はハンパじゃない。見たらきっとビックリするよ。左打ちなのがもったいないと思うくらい」と明かす。ロングティーでは清田(ロッテ)、竹原(オリックス)ら“本職の右打者”をしのぐ飛距離。その野球センスに仲間は目を丸くした。

 前日19日はスタメン野手で唯一ノーヒットで打率は2割台前半。「そういうことは一切気にしない。1年間戦っての個人成績。場面、場面に応じたバッティングをすることだけを考えている」。今は好調な4番・マートンへつなぐことを意識している。

 「あした(21日)も勝ったら4連勝。(23日から)9連戦もあるし、いい形でやっていきたい」

 ヒーロー左腕と並んだお立ち台。巨人追撃へ、打の中心となるのは背番号「1」だ。 (山田 結軌)

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(紙面から)