2013.4.21 05:03

虎・鳥谷、先制二塁打「主導権握りたいと」(1/2ページ)

鳥谷が一回一死一塁から右翼線へ先制の適時二塁打。今季初先発の小嶋を勇気づけた(撮影・岡田亮二)

鳥谷が一回一死一塁から右翼線へ先制の適時二塁打。今季初先発の小嶋を勇気づけた(撮影・岡田亮二)【拡大】

 (セ・リーグ、阪神1-0ヤクルト、5回戦、阪神3勝2敗、20日、甲子園)攻める姿勢が体を前に突き動かした。一回一死一塁。強いライナーが、ワンバウンドし、右翼フェンスで跳ね返ると、バレンティンが打球の処理に手間取る。鳥谷は、勢いよく二塁を蹴ったが、三塁で惜しくもタッチアウト。しかし、スコアボードに入った「1」をチーム一丸で守りきった。

 「先につなげる気持ちだった。きのうの勝ちもあったし、流れをこっちのものにして、主導権を握りたいと試合前から考えていた」

 キャプテンは、冷静に振り返った。前夜は、延長十二回、福留のサヨナラ満塁本塁打で劇的勝利。これをチーム浮上のきっかけにしたい。六回まで無安打投球を続ける小嶋を守備でもバックアップ。「せっかくだからノーヒットノーランしてほしかった」。6度の遊ゴロを確実にさばき、守りでももりたてた。

 和田監督は「非常にいい形で大和が走って、トリがホームまでかえってこれるような打球を飛ばしてくれた。チームをどんどん引っ張っていってくれれば」と、鳥谷をたたえた。

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