中教審の鳥居会長の発言について議事録の引用
「昨年の警察白書が言っておりますように、昨年の警察白書の段階で急に増えているという事実があります。しかし、それでも、今野先生がおっしゃるように、外国に比べれはまだ低いことは確かです。しかし、事態としてはかなり深刻な事態になりつつあるということをまず申しのべたいと思います。それから、二番目に、なぜ日本の方が低いのかなんですけれども、二つの理由があります。
一つは、日本が、住民が比較的日本人で構成されている、単一民族の国だ。要するに、ほかの人種の人たちが非常に少ないということが残念ながらあると思います。これが、今度の警察白書をごらんいただければわかりますように、犯罪の中に占める他国の人の割合がふえているということと関係があるというふうに考えるべきだと思います。
それからもう一つ、もっと大きな問題は、日本というのは今挙げられた国に比べれば所得格差が比較的平準な国だということだと思います。所得格差が、極端に大きく格差が広がっていきますと少年犯罪というのはふえる、そういう傾向があると思います。」
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