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金持ちクラブが勝てない Jの特殊性(3月1日)
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【プロ野球】山口154ホールド 浅尾超え、日本新2013年4月21日 紙面から
◇巨人2−0広島巨人が無失点リレーで快勝した。菅野が球威、制球ともに良く6イニング1安打無失点で3勝目。その後は山口、西村とつないだ。打線は2回にロペスが6号ソロ。広島は2安打と打線が沈黙した。 ◇ 金字塔を打ち立てた29歳は照れ笑いした。「僕は打たれたら(新聞などに)出るポジション。極力出ないように思っていたけど、良い記録で出してもらえるのはうれしい」。2番手で登板した巨人・山口が2イニング無失点で今季5ホールド目。トップタイで並んでいた中日・浅尾を抜き、通算154ホールドのプロ野球新記録を打ち立てた。 絶対的セットアッパーの存在感を見せつけた一戦だった。ルーキー菅野をリリーフすると、7回からの2イニングをしっかり零封し、抑えの西村につないだ。2イニング目も続投させたことについて原監督は「マシソンという選択肢もあったけど、雨でぬかるんだマウンドの経験という意味では山口の方が上であろうと」と説明。数々の修羅場をくぐってきた左腕への厚い信頼をのぞかせた。 横浜商高卒業後にメジャー傘下のルーキーリーグでプレーし、2006年に育成選手として巨人に入団。たたき上げの男は一歩ずつ実績を積み、昨年まで日本記録の5年連続60試合登板。川口投手総合コーチからは「山口が5人欲しいよ」と言われるほどに成長した。「昔は1軍で投げるのも想像できなかったから、本当にすごい幸せです。ケガせずに来られているのはケアをしてくれるトレーナーのおかげ」と謙虚に記録達成をかみしめた。 シャイな鉄腕はスター軍団の巨人において、決して代えの効かない存在だ。 (臼杵秀之) PR情報
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