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かながわ歴史教育を考える市民の会とは
この会は、「地球市民かながわプラザ」の展示内容(「従軍慰安婦」に関するパネルなど)が、反動的な勢力の圧力によって削除されたり改変されるという動きに疑問や危惧を抱いた市民によって1997年5月に結成されました。
おりしも、1996年頃から戦後の「第三次教科書攻撃」が表面化し始めた頃で、教科書から「従軍慰安婦」や南京大虐殺の記述を削除しろという保守勢力の動きが活発化し始めた時期でした。また、自国の歴史に誇りを持てる教科書の発行をめざして「新しい歴史教科書をつくる会」が結成されたのもこの頃です。
このように、日本がアジアの人々に加えた侵略の歴史や加害の事実に目をそらし、むしろ自ら都合の良いように歴史を改ざんする流れが公然と日本社会に登場してきたのです。私たちは日本の歩んできた歴史と侵略や戦争の実相をありのままに伝え、学び、そして未来へつなげていくことが、日本の民主主義や人権を尊重していく上で重要であると考えます。またアジアの人々との平和的で友好的な関係を築いていくためにも自らの過去を見つめていくことはとても大切なことだと考えます。
私たちは今、私たち自らがアジアと日本との関係史や近現代史を学ぶことを通して、そして広く市民と共に「歴史教育」を考えていくことを通して、再び日本が侵略の歴史を繰り返さないよう幅広い市民運動を展開していきます。 |
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