2013-02-14 01:57:57

安田善次郎『大富豪になる方法』

テーマ:偉人

高石市議会議員 松本善弘です。



安田善次郎『大富豪になる方法』

―金融円滑化法 最終期限 大不況到来を打ち破る―




金融円滑化法(金融モラトリアム法)3月に期限切れとなり、アベノミクスによる円安・株高による期待から「大不況、大倒産時代がやってくる」という声が上がっている。

「これから10万社くらいが倒産する可能性がある」と指摘するコンサルタントもいる。

そこに消費税の増税が重なれば、2008年のサブプライムショック以来の衝撃が経済界を襲うかもしれない。

そこで、最近読んだ安田善次郎『大富豪になる方法』を紹介したい。

ある意味で驚く程シンプルな蓄財の書だと思う。

また、銀行のあるべき心得も説かれていた。




金融円滑化法、来月末に最終期限 適用企業多い九州 福岡

アベノミクスに水差す懸念も
 中小企業の借金返済などを猶予する金融円滑化法の最終期限が3月末に迫った。民間信用調査機関の調査によると、九州の円滑化法適用企業比率は8.8%で、全国の7.5%を上回る。期限切れになると金融機関の対応は厳しくなると予想されるだけに、安倍政権のアベノミクスによるせっかくの景気回復基調に水を差す懸念もある。
 金融円滑化法は、リーマンショック後の急激な景気低迷を受け、平成21年12月、鳩山由紀夫政権(当時)が、国民新党の亀井静香金融相(当時)の強い要請を受け、時限立法として施行した。借り手の要請に応じ、金融機関に返済期限の猶予や金利減免を迫る内容で、これまでに2度延長された。
帝国データバンクでは「円滑化法期限切れ前後に倒産の山が来る可能性がある」と分析する。
 安倍晋三首相が打ち出した「積極財政」「金融緩和」「成長戦略」の3本の矢からなるアベノミクスへの市場の期待は大きく、株高・円安傾向が続いているが、補正予算の効力が現れるのは早くても3月末、平成25年度予算はもっと先になる。

つまり、円滑化法適用企業の再生には間に合わない可能性もある。
 円滑化法適用企業の倒産が連鎖倒産を呼べば景気回復に水を差す。(211日 産経新聞)






☆安田善次郎『大富豪になる方法』

こんな状況では、すでに政策を論じるよりは、一人ひとりが、一社一社がどう自分の身を救うべきかを考えたほうが現実的になる。

昨日読んだ書籍に安田善次郎『大富豪になる方法』がある。

安田善次郎と言えば、ゼロから一代で財閥を築いた大富豪であり、そんな善次郎が、蓄財の秘訣と会社経営の方法を分かりやすく説いた本である。

また、安田善次郎と言えば、東大の安田講堂など、数多くの寄付を行ったことでも知られている。

是非おススメしたい書籍だ。


松本よしひろ 安田善次郎『大富豪になる方法』幸福の科学出版


☆安田善次郎とは・・・

国立銀行の第三銀行、安田銀行、根室銀行など次々と銀行を設立し「銀行救済の神様」と言われ、金融機関以外にも東京株式取引所、横浜正金銀行、東京ガス、東京電灯、浅野セメント、阪神電鉄、南満州鉄道、沖電気など公益性の高い事業会社に出資しており、三菱・三井・住友と共に明治の四大財閥の一つを一代で創り上げた稀代の企業家であり、亡くなった時の資産は2億円で、当時の国家予算の7分の1に相当したと言われる。

現代の国家予算で換算すると1213兆円ぐらいだろうか。

この巨の富を幕末の下級武士の家に生まれながら、持ち前の努力と才覚で稼ぎ、維新の動乱、西南の役、日清戦争、日露戦争といった激動の時代を生き抜いた。

江戸の富豪の多くが、明治維新からの動乱期に倒産したことを考えると、奇跡の快進撃とも言える。

松本よしひろ 安田善次郎




☆「勤勉」と「倹約」は大富豪を目指すための両輪


しかし、その著『大富豪になる方法』をひも解いてみると、安田善次郎はその商売人生において、ほとんど「無理をしていない」ことが分かる。

コツコツと努力に励み、収入の2割を貯蓄し、顧客本位の誠実な商売に徹していた。

「積土成山」という小さなものを積み上げれば大きなものになるという意味だ。

そして「勤勉」と「倹約」とを守り、冗費を節約し、贅沢を慎み、財を蓄えることは、人としてぜひ行うべきだと考えた。

当たり前のことだが、収入の範囲内で生活することの大切さを説き、収入の2割は非常時のために蓄財せよ。と収入を多くすることよりも、支出を少なくすることを心掛けた。

そして、そのコツを「克己心」に求めていた。

ある意味で平凡ではあるが、日々、自分に打ち克って、愚直なまでに積み重ねていけば誰でも非凡に高みに至ることを証明している。

だからこそ、万人が参考にできる事例だと言える。

動乱期には、天才的な商才によって一発逆転を狙ったり、誰も思いつかなかった独創的なアイデアで一世を風靡することを狙ったりしたくなるものだ。

しかし、意外と堅実な努力こそが確実な成功への道となる。

そのことを安田善次郎の生き方は教えてくれる。

私自身も本当に参考になる書籍だった。











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