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将棋電王戦「人の先入観、裏目に」 作家・大崎善生さん

写真:コンピューターソフト「GPS将棋」が三浦弘行八段(左)に勝利。開発した東大の金子知適准教授は感想を求められ笑顔を見せる=20日午後6時28分、東京・千駄ケ谷、福留庸友撮影拡大コンピューターソフト「GPS将棋」が三浦弘行八段(左)に勝利。開発した東大の金子知適准教授は感想を求められ笑顔を見せる=20日午後6時28分、東京・千駄ケ谷、福留庸友撮影

 《腎臓の病気のため29歳で亡くなった村山聖(さとし)九段の生涯を描いた「聖の青春」などの著書がある作家で、元「将棋世界」編集長の大崎善生さんの話》 A級棋士にコンピューターが勝つとは驚愕(きょうがく)の結果のはずですが、そのことに、さほど自分が驚いていないところに、現実のすごさを思います。

将棋電王戦、最終局もソフト勝利

 第3局を観戦しましたが、定跡や手筋など人間が先入観として持っていることが、裏目に出たような感じがしました。自分たちが作り上げた感覚が、コンピューターの正確な読みで弱点を突かれる――。そんな恐怖感をプロ棋士はコンピューターに感じているように思いましたね。

 コンピューターの指し手が人の心を動かすかどうかに興味を持って見ていたのですが、感動の連続でした。単なる機械が計算しているのではなく、何かを表現しているように感じました。一つの物語を作っているようにさえ思いました。知性に近い気がしました。

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