父「危篤」の知らせで酒気帯び運転の大学職員、事情考慮し「停職」に
産経新聞 4月20日(土)12時1分配信
京都府立大は19日、飲酒運転で警察に摘発された係長級の男性職員(52)を、停職5カ月の懲戒処分とした。府内の病院に入院していた父親が病気で危篤状態となり、車で駆けつける途中だったという。
同大によると、男性職員は昨年11月12日午後5時50分ごろ、京都市東山区で車を運転中、別の車と接触事故を起こし、駆けつけた警察官による検査で呼気から基準を超えるアルコールが検出されたため、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで摘発された。
この日は入院中の父親の容体が悪化したため仕事を休んでいたが、同市内の自宅で焼酎約1合を飲んだ後で「危篤」の知らせを受け、病院に向かう途中だった。父親は2日後に亡くなったという。
府の指針では飲酒運転で摘発された場合は原則として懲戒免職となるが、今回は事情を考慮して停職に留めた。
最終更新:4月21日(日)0時25分