テロ事件 逃走中の男を拘束

4月20日 11時0分

アメリカ東部のボストンで今月１５日に起きた爆破テロ事件で、地元の警察は日本時間の２０日午前、ボストン郊外のウォータータウンで逃走中の男を見つけ拘束しました。

アメリカ東部、ボストンで今月１５日に起きた爆破テロ事件で、地元の警察は１９日、ボストン郊外で容疑者の男２人と銃撃戦となり、１人は死亡しましたが、残る１人は現場から逃走しました。
警察は、銃撃戦があったボストン郊外のウォータータウンで住宅を１軒ずつ調べるなど、逃走したジョハール・ツァルナエフ容疑者（１９）の行方を捜査していましたが、日本時間の２０日朝、ウォータータウンの住宅付近でツァルナエフ容疑者を発見し、午前１０時前、拘束しました。
容疑者の拘束を受けて、地元の警察は会見を開き、「正義がもたらされて非常にうれしく思っている。協力してくれたすべての人に感謝を述べたい。今夜、勝利がもたされた」と述べました。
拘束された時の状況について、アメリカの複数のメディアはツァルナエフ容疑者は住宅の裏庭に置かれたボートの中に隠れていて爆発物を持っているおそれがあり、警察が周囲を取り囲み慎重に対応していたと伝えています。
また、地元の有力紙は州当局の話として、ツァルナエフ容疑者はけがをしているとみられ、治療のため病院に搬送されたと伝えています。
警察では今後、ツァルナエフ容疑者の体調を確認したうえで、事件について事情を聞くものと見られます。