前回の日誌 新人アナウンサー研修日誌
5月23日(木)

「アナウンサーダービー 2002」
渡邉 卓哉渡邉 卓哉

吉村アナ朝、静まりかえるアナウンス室。定時の9時半に出社した渡邉は、いつものように自分のデスクで資料の整理を行っていた。
そこに、一本の電話が。トゥルルルルル。トゥルルルルル…
「はい、アナウンス室です。」
「あの〜 富山テレビの吉村と申しますが…」
もう時計の長針は40分をさそうとしている。いつもならもう出社している時間。いったい貴族こと吉村に何があったのか?
1時間目 境さん

境アナウンサーと授業風景境さんといえば、「スーパーニュース」文化芸能部を思い出される方も多いと思います。今はスーパーニュースWEEKEND(土日)」を担当している現役バリバリのアナウンサー。

授業の内容は、昨日の川端さん同様に、かなり実践的。FNNスピークの原稿読みです。今日の授業のポイントはズバリ!!モードの切り替え。ひとくくりにニュースといっても明るいニュースもあれば暗いニュースもある。殺人事件もあればスポーツもあるので、同じ調子で読むわけにはいかないんです。先輩アナウンサーが普段なにげなく読んでいるように見えるニュースも、そうやって聞いてみると、なんであんなことが自然にできるんだ!!とビックリするばかり。境さん曰く、それは時や経験のなせる業なのだそうです。
今僕らはスタートラインに立ったばかり。いばらの道を歩んでいくのですな。

2時間目 近藤さん

近藤アナウンサー 近藤雄介アナといえば実況。プロ野球好きのあなた!!絶対に近藤さんの実況を聞いたことがあるはずです。今日、実際に聞いてみて、本当にいい声をしてらっしゃいました。いつも思うんですが、本当にみなさんにお聞かせしたい。山田先生もしかりですね。
今日の授業は、久しぶりに短文練習。基礎にもどりました。

実践の中で磨かれていくものもあれば、しっかりと基礎をやらないと身につかないものもあります。短文練習は、滑舌や発声、発音、一語一語丁寧に読むなど、基礎がつまった宝箱なんです。近藤さんの僕に対する指摘は、「小さくまとまるな、今は大胆にやってみろ」というものでした。うまく読もう、きれいに話そう、そういうのも大事だけれど、今の段階で小さくまとまらないでもっと自分らしく、自分の思う通りに読んでみる。はみだしたっていい、後で角を削っていけばいいんだから。
僕はふと、鈴木先生の言葉を思い出しました。「アナウンスは地図を書くみたいなものなのよ。」自分らしくって簡単なようで難しいですね。

3時間目 山中さん

授業風景 山中さんの授業は今日で2回目。この間「カメラをとる時はニッコリ笑うから撮る前に言ってくれよ(笑)」と言われたにもかかわらず、今日もこっそりシャッターチャンスを狙います。山中さんの授業のテーマは今日も「日本語」。
そして今回はなんと!!!テストが行われたのです。ということで、勝手にアナウンサーダービー。ついでにホントにもうすぐダービー。去年はジャングルポケットでした。ジャングル〜さて勝者は?そして敗者は?

問題 次の語句の意味を書きなさい。
山中アナウンサーとホワイトボード
1)住めば都
2)気のおけない人
3)役不足
4)暮れなずむ
5)一姫二太郎
6)情けは人のためならず
7)やおら立ち上がる
8)かわいい子には旅をさせろ

注目の答えあわせ。正解と何とも恥ずかしい各々の答えが、皆の前で山中さんによって発表されていきます。
ここで、とくに皆が間違えた3)と7)は解答をだしておきましょう。
3) その人の力量に対して与えられた役目が不相応に軽いこと(対義語:役者不足)
7) ゆっくりと、おもむろに立ち上がる様

古賀アナと中野アナそしてダービーの結果は。
あえて申しませんが、この写真を見て頂ければお分かりかと思います。いや〜言葉を超えた表現力、見事!!
アナウンサーたるもの、日本語にこだわって、美しい日本語を大切にしていかなければなりません。そのためには日本語をよく知ることが必要です。こうやって一つ一つ日本語を知っていくことが大切なんですね。

さあ、吉村君はというと…
なんと九州男児 吉村ともあろうものが、今日は体調不良でお休み。朝、電話でとても辛そうでした。早く治してこいよ!!4月の疲れからか先週は体調もすぐれず、テンションもあがりませんでした。五月病というやつですな。

でもW杯ももうすぐ。テンションもあがり、体調も回復し、五月病も治ったようです。これを読んでいる皆さんも、W杯に向けてテンションあげていきましょうね!!!!
それでは、また次回の日誌でお会いしましょう。ごきげんよ〜
次回の日誌

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