長野中央署は十九日、長野市の無職の八十代女性が一千万円をだまし取られたと発表した。
署によると、八日に男から「災害支援をしている会社からあなたの個人情報が流れている。情報を削除するには別の人を登録しなければならない」と電話があった。
九日には、この会社をかたる男から「あなたの情報は別の人の登録になった」と電話があり、十日には別の男からトラブルが起きているとほのめかされ「これを処理するのに一千万円が必要なので送ってほしい」と要求されたという。
女性は男が指定した県外の住所に一千万円を宅配便で送付。その後、再び現金を要求する電話があり、被害に気付いた。
署は「現金を宅配便などで送ることは(通常は)ない。要求された場合は警察署に相談してほしい」と注意を呼び掛けている。
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