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イスラエル イランの核は最終段階でない
4月19日 9時0分

イランと敵対関係にある、イスラエルのネタニヤフ首相は、「イランの核開発がことしの春から夏にかけて最終段階に入る」としてきた、これまでの見方を修正し、現状では最終段階に入っていないという認識を示す一方で、引き続き国際社会に警戒を呼びかけました。

イスラエルのネタニヤフ首相は、去年9月の国連総会での演説で、イランの核開発について、「ことしの春から夏にかけて最終段階に入り、越えてはいけない一線を越える」と述べ、その前にイランの核関連施設への軍事攻撃に踏み切る可能性を示唆しました。
これについて、ネタニヤフ首相は、18日に放送されたイギリスBBCとのインタビューの中で、現時点でイランが保有しているのは、核兵器の製造に必要な250キロの濃縮ウランのうち170キロ程度だという認識を示し、「『越えてはいけない一線』に近づいているが、まだ到達してない」と述べ、これまでの見方を修正しました。
今回の発言は、ネタニヤフ首相がイランの核開発の現状を踏まえ、イスラエルとして軍事攻撃に踏み切る可能性について、その時期を先送りしたものと受け止められています。
その一方で、ネタニヤフ首相は「残された時間は少ない。イランがどのくらいのペースでウラン濃縮を続けるかによる」とも述べ、国際社会に警戒を呼びかけるとともに、改めてイラン側をけん制しました。

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