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2013年4月19日(金) 19:03 |
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香川県警報告書公表 遺族の思い
兵庫県尼崎市の連続変死事件で、香川県警は当時の対応が不十分だったとする検証結果を、公表しました。
家族や親族からあわせて、36回の通報や相談を受けていたにも関わらず、適切な対応をとっていませんでした。 公表された報告書を、遺族はどのように見ているのか、取材しました。 尼崎連続変死事件で自殺した、角田美代子元被告は2003年頃に高松市の一家4人の自宅に居座り、金銭を要求したり家族同士で暴力を振るうように強要したりして、一家を離散に追いやったとみられています。 香川県警が発表した調査結果によりますと、2003年2月以降家族や親族など、17人から36回に及ぶ相談や通報が寄せられてました。 父親の親族などからは、「親族間のトラブルがあり脅かされた」「父親を痛めつけている普通ではないので警察も動いてほしい」などと相談がありましたが、警察は被害届がないので、動くのが難しいなどと回答していました。 2003年9月、警察は高松東警察署で父親から事情を聞き、父親の耳の腫れや切り傷、衣服についた血のあとの写真を8枚撮影していました。 香川県警は今後、被害届けをしないこと自体が、加害者の影響によるものである可能性を念頭におき、相談に適切に対応したいとしています。
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