「弱者の暴力だ」……伊勢谷友介、誹謗中傷はびこるネットの現状に“爆発”
16日にFacebookに投稿した記事で「最近、私はツィッターにおいて、爆発した」と書きだした伊勢谷。これは同日にTwitterで自身が発したツイートに端を発して起きた騒ぎを指したもので、「誰かを誹謗したりする事で、自分がネット右翼となっている事を気がつかない人が多い。ネット右翼が社会の足を引っ張る存在になるのだが、自意識がなければ、自分を正義と勘違いしている奴がいる。元を正せば、昔からそんな雑誌も沢山ある。目的の中に生きなければ、自己判断も出来なくなる」とした伊勢谷のツイート(すでに削除)に対し、一部ユーザーが猛反発。伊勢谷がネット上で他人を攻撃する人を“ネット右翼”だと表現したことで、ネット右翼を自称する一部ユーザーを中心に批判的なコメントが多数寄せられる事態となった。中には“捨てアカ”と呼ばれる使い捨てのアカウントを作って攻撃するユーザーも居たらしく、伊勢谷も「新たにアカウントを作り、攻撃してアカウントを捨てるやつが居る。これこそだよ。思い当たる奴は腹が立つだろうけど、それは誰の得にもならず、むしろ他人をやな気持ちにさせている事を。気が付いたら辞めたらいいんだ」と、匿名で他人を攻撃するネットユーザーに苦言を呈した。
Facebookでも、この件について触れており、自身が“爆発”する事態を招いた原因について、「互いに足を引っ張りあうマイナスを生む言葉が、誰か特定のツィッター上に意見、もしくは雑言を吐露できるという特性から来ているものだ。システムが悪いのではない。使う側の認識力の甘さから、多くの弊害も同時にあるということ」と言及。ネット上で他人に攻撃を加える人を“弱者”という言葉で表現し、「弱者は自らのことを『みんな』という言葉であたかも自分が世界の基準だともいうように振る舞う。そしていつの日か、弱者は守られて当然であり、そのうちに守ってくれないことを悪とし、攻撃し出す」と説明。そして再度“ネット右翼”という語を用いて、「そして本人が気がつかないままに、ネット右翼となって行くのだ。ネット社会の、弱者の暴力だ」と持論を展開した。
また、伊勢谷は先のツイートの内容も含めて、一連の発言の意図を続けて説明。共産主義や、農協のシステム、小学校の運動会で競争に順位をつけないという現状などを例としてあげた上で、弱者を守るためという大義をもとにした“悪しき良心”が競争力を低下させ、また成長しようとするモチベーションを奪っているとの見解を示し、「人間は互いの差異を認め、特性を生かしあい、認めあう事でしか本質的な成長に繋がらない」と主張。そして、今回のTwitterでの一件のように、ネット上で巻き起こる他人への誹謗中傷行為について、そうした“弱者”の論理が知らず知らずの内に全体を悪化させているものだとして警鐘を鳴らしている。
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