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EUとのEPA交渉 順調なスタート
4月20日 5時10分

日本とEU=ヨーロッパ連合が、貿易とサービスの自由化を目指すEPA=経済連携協定の締結に向けて行っていたベルギーでの交渉の初会合が19日終わり、双方とも交渉は順調にスタートしたとして、次回会合を6月に東京で行うことで合意しました。

日本とEUは、先月、貿易とサービスの自由化を目指すEPAの締結に向けた交渉の開始を宣言し、初会合が今月15日からEU本部のあるベルギーのブリュッセルで行われていました。
19日に終了した今回の交渉では、EPAの対象となる分野の協議が行われ、貿易や知的財産権、それに製品の安全基準などおよそ10の分野で交渉を進めていくことで合意しました。
今回の初会合について、日本とEUは双方とも「交渉は順調にスタートした」という認識を示しており、今後の会合を年4回から5回のペースで行い、次回会合は6月24日から28日まで東京で行うことになりました。
この交渉では、日本側が自動車や家電製品などへのEUの関税の撤廃によって輸出の増加を目指すのに対し、EU側は日本国内の自動車や食品の安全基準などが厳しすぎ、非関税障壁になっているとして見直しを迫っています。
EU側は、日本側の非関税障壁撤廃に向けた取り組みが不十分だと判断すれば、交渉を1年で打ち切る姿勢を示しており、今後、議論が厳しさを増すことも予想されます。

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