ミス世界大会沖縄開催継続せず 企業への未払い金も

2013年4月20日

 

 2012年から沖縄で10年連続開催を予定していた「ミス・インターナショナル世界大会」が、今年は開催できなくなっていることが19日までに分かった。

 県文化観光スポーツ部観光振興課によると、大会を企画・立案・運営していた沖縄エンタテインメント推進機構(OEPO)から運営に携わった企業への未払い金が発生していることなどから、開催権を持つ社団法人国際文化協会がOEPOとの契約を結ばない方針を示したという。
 開催費用は約3億円で、県も一括交付金2500万円を活用し、大会をサポートしていた。

 同大会はミス・ワールドやミス・ユニバースと並ぶ世界三大ビューティーページェントの一つ。
 昨年10月に本土復帰40周年の記念大会として沖縄で初めて開催され、世界各国の代表69人が訪れ、石垣市でも市民と交流した。
 石垣市での世話人を務めた石垣島観光の成底正好取締役は「とてもショック。子どもたちや地域の人たちにも喜んでもらえたイベントなので、石垣で受け入れに協力してくれた企業の皆さんとも今年はもっと盛り上げていこうと話していただけに残念」と話した。
 来年以降の沖縄開催については未定。

 

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