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【プロ野球】

ブラ弾必敗伝説ストップ

2013年4月20日 紙面から

ファンの声援に応えるサヨナラ3ランを放ったブランコ(佐藤哲紀撮影)

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◆DeNA4−1中日

 中日はサヨナラ負け。7回に井端の適時打でいったんは追い付いたが、6番手で登板した山井が、1−1の延長10回、1死一、二塁からブランコにサヨナラの8号本塁打を被弾した。DeNAは連敗を2で止めた。3番手の山口が2勝目。

     ◇

 はじき返した打球が一直線に伸び、左翼外野席上段のベンチではずんだ。延長10回裏1死一、二塁。DeNAのブランコが中日・山井の146キロの直球をサヨナラ8号3ラン。DeNAが今季初のサヨナラ勝ちだ。

 「ストレートしか投げてこないと思っていた。最近、直球にやられていたんで真っすぐがくると思っていた」

 狙い澄ました一発だった。DeNAは、前夜の広島戦(マツダ)で守護神・山口が3点リードを守れずサヨナラ負け。重い足取りで横浜への移動を強いられた。ブランコも、朝8時に起床して新幹線の中で睡眠を取り、気分を一新した。自身が本塁打を打った5試合でチームが勝てなかったジンクスを、やっと払拭(ふっしょく)した。

 DeNAに移籍して初のお立ち台で「中日のことは尊敬しているが、横浜にきて仕事ができてうれしい」と叫んだ。ラミレスに配球や狙い球の絞り方などを学び本塁打、打点の2冠につなげている。抱擁した中畑監督は「いいやつが来てくれた。きのうのことを忘れさせてくれる勝利。ただの1勝じゃない。自分が打ったみたいに震えているよ」と興奮を隠せなかった。 (後藤慎一)

 

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