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【プロ野球】

ON超えた!坂本4年連続満弾

2013年4月20日 紙面から

広島−巨人 3回表2死満塁、左越えに逆転の満塁本塁打を放つ坂本=マツダスタジアムで(梅津忠之撮影)

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◆巨人8−1広島

 巨人は0−1の3回に坂本の満塁本塁打で逆転勝ちした。5回には寺内の適時打、8回には阿部の代打3ランで突き放した。ホールトンが8イニングを投げて6安打1失点で開幕3連勝を飾った。広島は1回の1点に終わった。

     ◇

 “病み上がり”の巨人・坂本が大爆発だ。1点を追う3回2死満塁。18日の試合では発熱による体調不良で途中交代していた24歳が魅せた。広島・久本の高めスライダーを逃さず、左翼席へ逆転の2号グランドスラム。その後も3打席連続安打の猛打で、チームを再び貯金10に導いた。

 今季初の4安打をマークした坂本は「元気な姿を見せられて本当に良かった。ギリギリいってくれるかなと思っていた」とニッコリ。昨年9月18日の中日戦(ナゴヤドーム)でソトから打って以来となる満塁弾は自身プロ入り5本目。2010年から続く4年連続満塁本塁打は巨人では史上初となる快挙だ。

 ON(王貞治と長嶋茂雄)や主砲の阿部ですら成し得ていない快記録にも坂本は「満塁でもいつも同じ気持ちで打席に入っている。(満塁弾は)年に1本出る感じ」と涼しい顔で振り返った。

 ショートという過酷なポジションで昨年まで3年連続全試合出場。持病の腰痛を抱える坂本にとって低いハードルではないが、強いこだわりがある。「1人でも僕のことを見に来てくれる人がいる以上、そういう気持ちで準備している」。前夜は球場を後にする直前に解熱用の注射を打って帰宅。自宅で一晩静養し、この日の全力プレーにつなげた。

 原監督が「勇人の一発が大きかった。非常に回復力の強い選手」と目を細める大活躍で打線を引っ張り、終わってみれば13安打8得点の大勝。3敗を喫している阪神以外の球団にはいまだ黒星ゼロの快進撃で、首位の座を盤石のものにしつつある。 (臼杵秀之)

 

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