「モスバーガー」を展開するモスフードサービスは18日、今年度中に約1400店すべての開店時刻を午前7時台より早くすると発表した。すでに430店が午前7時台までに開店しており、午前9時ごろに開いている店もこれから順番に早朝営業を始める。日本マクドナルドも「朝マック」に力を入れており、朝食帯での競争が激しくなる。桜田厚社長は記者会見で、高齢者や働く女性が増えて外で朝食を食べる人が増えたと説明し、「世の中が朝型市場に加速度的に変わっている。受け皿を強化したい」と話した。
モスでは2月から試験的に49店で朝食専用メニューを販売している。たまごをはさんだライスバーガー、豚汁、つぼ漬けをセットにした「モスの朝ライスバーガー 朝御膳」(税込み380円)、ホットサンド(5種、各190円)などだ。今後、こうしたメニューを扱う店を増やしていく。
また、23日から主力の「モスバーガー」などの味を約6年ぶりに刷新する。これまで合いびき肉を使っていたが、豪州産牛肉100%にしてソースも変える。うまみやコクを強めて「濃い味」にするという。